はじめまして。在宅での介護に限界を感じてらっしゃるのですね。
共倒れにならないよう早めに先のことを考えながら解決方法を見出していくことが大切です。
いくつか案をあげますので何か参考になることがあればと思います。
1.精神的に追い込まれないよう、悩みを人と共有する
介護する家族が、体調がすぐれなかったり、寝られなかったりと、明らかに以前とは異なる体調の変化を感じたら、無理をしている証拠です。
気分転換を図ることに努めましょう。特にシングル介護の場合は、介護をこのまま続けられるのだろうか?私の人生はどうなるのだろう?と一人で考え込みネガティブな発想に陥りやすくなります。
できるだけケアマネジャーや訪問ヘルパーと気軽に話せる間柄になってください。また、同じ悩みや経験をもつ仲間とおしゃべりをしたり、家族会などに顔を出したりすることは、とても有意義なことです。
自分の悩みや思いを誰かに共感をしてもらえると、気持ちが楽になりますし、同じような課題を抱えた経験のある人たちからは、介護に関する有効な情報を得ることができます。
誰かと話すことで、介護生活にメリハリをつけられれば、新たな気持ちをもちやすくなり、前向きに先のことを考えられるようになると思います。
2.介護サービスを見直す
現在の介護が少しでも楽になるように、ケアプランの見直しを検討しましょう。そのためにも、本人だけでなく、家族の状態も常にケアマネジャーに把握してもらえるよう、常にケアマネジャーに相談することを心がけてください。
3.介護施設の情報を集める
新しい介護のかたちとして、介護施設への入居の検討も視野に入れましょう。介護に限界を感じる前の、まだ在宅介護でも大丈夫だと思っている間に動いても大丈夫。早すぎることはないのです。
まず、介護施設見学を始めます。実際に介護施設を見学してみたら「こういう介護施設だったら家での環境よりいいかもしれない」と入居を考える人は多くいます。
また、介護施設に申し込みをしたことで気持ちに負担感が減り、在宅介護に余裕がもてるようになったという人もいます。
介護施設入居は、本人の意思が最も重要ですが、介護者が介護施設見学をしてみてどう思ったかも同じくらいに大事です。介護施設入居が在宅介護からの逃げ場所ではなく、本人にとっての生活環境を考えた結果だと思うことができれば、家族も納得できると思います。
そのためにも、介護施設を選ぶ際は、本人の身体状況や病状への対応だけでなく、本人に合った生活スタイルや価値観が、その介護施設にあるかどうかのチェックが大事になります。
よいと思った介護施設があったときは、体験入居やショートステイの利用を検討しましょう。民間の有料老人ホームでは、介護保険外サービスとして、短い滞在から1カ月の長期利用が可能な有料ショートステイを実施している介護施設もあります。ぜひ活用してみてください。
まずはご自身お身体を大切にしてください!