a

フォーラムへの返信

1件の投稿を表示中 - 1 - 1件目 (全1件中)
  • 投稿者
    投稿
  • 返信先: 利用者の帰宅願望への対応 #364
    a
    参加者

      まりんさん。
      とても難しいですよね。

      まず、このような対応はしていないでしょうか。
      ①誤魔化したり、嘘をついてその場にいてもらうようにする
      ②「お泊りと決まっているので帰らせる訳にはいかない」など事務的に対応する
      ③対応が面倒になり、ご本人が訴えても無視してしまう

      これらの対応は「帰りたい」と思う気持ちを助長するだけなので、その後の対応にさらに時間がかかります。

      そして、人生の先輩である高齢者の方々は、認知症を発症していても、介護職員が嘘をついていると見抜くと、その嘘を切り抜ける回答を考え、言葉巧みに何としても帰ろうとされます。頼りないと思われると「もっと偉い人に言う」と言って、その職員の言葉を聞いてくれなくなってしまいます。

      では、どう対処すればいいのか。2つのポイントをお伝えします。
      ①普段から「ここは安心できる場所」「楽しい場所」「私が必要な場所」という思いを持ってもらう
      ②ご本人にやっていただきたい役割を持ってもらう

      「安心してお泊まりできる場所」というイメージをご本人に持ってもらうことができれば、帰りたいと申し出る方は少なくなります。帰りたいと申し出る方のほとんどが、不安を抱えているという事でもあります。日々のコミュニケーションの中で、ご本人の不安を取り除き、安心してお泊まりできる環境を整える事が大切です。

      また、ご本人に何か施設内での役割を持ってもらい、帰りたいと思う前に、そのことに注意を向けてもらうことも効果的です。

      一朝一夕ではいかない対応なので、ご本人としっかり向き合いながら、対応をチームで共有してみてください。

    1件の投稿を表示中 - 1 - 1件目 (全1件中)